Richlandで自作してみました。今更ですけど。
サイドパネルは台湾In Win社のロゴ。主張し過ぎずかっこいいですね。
ケース:IN WIN HFRAME MINI
MB:GIGABYTE GA-F2A85XN-WIFI
CPU:AMD A10-6700(“Richland”)
GPU:ATi RADEON 8670D(統合)
メモリ:4GB DDR3-1600(笑)
HDD:HGST Travelstar 1TB 7200RPM
ODD:ThinkPad Edge 14″から引っぺがしたスリムドライブ
OS:Windows 7 Professional 64bit+Ubuntu 13.04 64bit
あと、PCI-Express x16が1スロット、2.5インチHDDが1つ空き。
Mini-ITXにTDP65W版”Richland”にA85Xという
比較的贅沢な構成にしてみました。
CPU選択の理由
GPU追加の余地はないと思ったので。このケース。(ロープロファイルHD7750あたりが限度?)
最低限のCPU性能と並以下のグラフィック性能を持つAPUならバランスよかろうと。
マザーボード選択の理由
・前回A10-5800KもGIGABYTEであったこと
・無線LANがAtheros製(=カニじゃない!)
・「小型なのに拡張性そこそこ」がコンセプトなのでA85
→選択肢としてはこれくらいしかありませんでした。
Ubuntu 13.04 x64で、本マザーボードの無線は快適に動作します。
a/b/g/n対応っぽくて300Mbpsも捕まえられるみたいですので
YouTube程度なら困らないと思いますよ。
ということで若干無駄ですがA85Xチップセットにしてみました。
A75だと無線機能がなかったり、あってもカニチップらしいMSI製しかなくて
選択肢はあまりないです。
無線機能使いたいなら、マザーボード付属(かつ、蟹以外)がUbuntuでは安牌かと思います。
A88Xも近いようなので、FM2+を使うつもりならこっちのほうがいいかな?
ただ、ASUSのP8Z77-ITXに比べるとアンテナが1本しかないので若干安っぽく感じます。
あちらは15,000くらいするIntel系ハイエンド仕様なので
比べるのは間違いのような気もするんですが、こいつも安くはないですから。
問題点
CPUクーラー(Scythe 小槌)がメモリスロットに干渉する……
いまどきシングルチャネルで動かしてます(笑)
とはいえ、こいつ全然隙間がないケースなので。妥協してます。
ゲームはやらないですからね。こいつでは。
ケースファンが装着できない
いまどき、Mini-ITXでも8cmファンx1、6cmファンx2のBettyとかもありますが
こいつは「オープンエアーケース」ということで
エアフローなんかくそくらえってケースです。
Prime95とかやっちゃうとCPU90度近くまで行ったりします。1時間程度で。
室温低めの部屋で使うとよいと思われます。エコではないですね。
電源のファンがうるさい
部屋の雑音にもよりますが、深夜窓を閉めていると気になるレベルです。
もっとも、ケース自体がまともに閉まらない(オープンエアー)なので騒音は仕方ないですね。
サイドパネルを外したところ。ケーブルはまとまっていますので接続は簡単。
パーツ選定を誤らなければ初心者向きと言ってもいいのではないでしょうか。
自作経験の(特に最近のモデルは)薄い自分でも、1時間足らずで組みあがりました。
まあ問題点は多いケースですね。
ただ問題点なんかどうでもよくなるくらいかっこいいので
かっこいいセカンドPCを作りたいぜ!という人には大変おすすめです。
すべすべの緑のアルミ板をなでていると幸せな気分になれます。
心もおちつくような気がします。
……ということで、何も組まずにオブジェとして使うのもありではないでしょうか。
そのくらいかっこいいです。
改めて言いますがとてもかっこいいです。おすすめです。
PCケースとして使いやすいかというと絶対にNO!という感じですが
一つ、視点を変えてMac miniのような「PCとしても一応使えるオブジェ」と考えれば
現代アートの一つとして、あなたのデスクのトップに飾ってみるのは
意外と悪くないんじゃないでしょうか。